第三話 人出
2月19日は朝から小雨が降り,散策するには厳しい日になりました。
お昼頃には本格的な雨になり,歩く人は全くいないかと思ったところ,結構人が歩いているのには驚きました。
数名の方に,天気の良い日に来た方が歩きやすいのに,雨の日になぜ来ているのか聞いたところ,大多数の方の回答が「人が来ないときの方が,各家の方とゆっくり話せるから」ということでした。
日は変わり2月20日は朝から曇り空ながら,風もなく散策するのに絶好の日となりました。
11時30分頃,旧真壁郵便局から高上町通りを見ると,こちらに向かってくる人の波が途切れることなく,向かってくるのが確認できました。
興奮すると同時に,今日は本来の目的を達成するのは各家の人には無理だと,旧郵便局の交差点の真ん中で考えてしまいました。
確かに,沢山の人が来てくれることは良いことだと思いますが,来る人が多いのが良いイベントであるとは思いません。来訪者の数が多ければ良いイベントと判断されがちですが,来られた方と町の人たちが,楽しんでもらえることの方が重要であると考えています。
本来の目的は何だったかと疑問を持ちつつ,町の中に目を移すと,テレビに出演した人が気軽に記念写真に応じたり,展示している家の人たちが忙しい時間が過ぎ,来てくれた人たちと話す光景が見られました。
時計を見ると午後4時30分。私は,この頃の真壁の人たちがとても好きです。
 
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