第六話 宵雛
 
 おっとその前に,「宵雛」があったっけ・・・。
 宵雛とは雛人形を買ってくれた親族を招き,雛祭りの前日にお礼の宴を催すという,とある地方の風習だそうです。
 雛人形を飾ってくれている方は,他の家の雛人形を見ることができないため,飾ってくれた人が散策できるよう宵雛を計画しました。
 宵雛は,飾ってくれた人が楽しむと位置づけたため,外部には一切公表しませんでした。
 インターネットにも終了してからという申し入れがあったため,終了後の報告となります。
 ちょっと寒かったせいか,夜のお雛様は少し寂しげですが,この光景を独り占めできる喜びはひとしおのものです。
 商売をやっているため家族連れで歩けない人も,宵に紛れてそぞろ歩きをしています。
 私のお友達伊勢屋の亜美ちゃんも大喜び。
 そうちゃんは,でんぐり返りをしてはしゃいでいます。
 私たちも,初めて見る光景に興奮の連続です。
 はしゃぎすぎた私たちは,宵雛が酔い雛になるのに,何時間もかかりませんでした。
 来年は,いつ実施するか未定です。
 宵雛の様子