第六話 流し雛

 流し雛は,雛祭りの起源にあたり子どもたちの健やかな成長を願う行事であるため,第3回目から真壁小学校の総合的学習の時間と同時に実施しています。
 真壁のひなまつりの流し雛行事の始まりは,真壁中央公民館に集合してくれた一般の方50名に,お雛様の折り紙を折ってもらうことから始まります。
 毎年,男の人に折り紙を教えてもうなんて初めてよと,お褒めか冷やかしの言葉をいただきながら2体のお雛様と船を折っていきます。ここはこう折るとか,ハサミを入れとかやっているうちに,あっという間に時間が経過してしまい急いで,隣の神武神社に行くとすでに祝詞が始まっています。
 先に川に行ってくれということで,川に行くとたくさんの人が待っておりました。流すところまで人がいっぱいで,ご協力をいただき流す場所の確保をいたしました。
 毎年来る人は,ちゃんと対岸に場所をとって見ていましたが,初めての人には判りずらいかもしれませんので,看板でも作る必要がありそうです。
 5分後には,神官さんと子どもたち,一般の方が到着しました。ここからは,子どもたちの仕切になります。楽しい雛祭りをオカリナ演奏後,(オカリナも総合的学習の時間で製作したそうです。)神官さんが川をお清めします。
 その後一斉に流しますが,今年は子どもたちが2つづつ作ってきたせいか,水面がかなり賑やかに感じられます。また,昨年より杭が低くなったため水面がすぐ目の前にあり,転覆する船がほとんどありませんでした。
 以前にも書きましたが,ひなまつりの一連の行事の参加者や来訪者数の多い少ないは問題にしておりません。私たちは参加してくれる人や主催者が楽しんでできたかどうかが大切なことだと考えております。
 改めて写真を見ると子ども達も大人も笑顔が多く,ひなまつりの行事として流し雛を始めて良かったなと感じさせます。
 こういう笑顔を見るために来年もこの季節になると,真壁の人たちは誰が知らせることなくお雛様を飾っていることと思います。
 最後になりますが,流し雛及び河川工事を実施するにあたり,筑西土木事務所の担当の方ご協力及びご助言をいただいたことをお礼申し上げます。