第八話 宵雛

 
 私がこのHPの管理者であることを知っている人から「第八話は宵雛なの?」と言われたからには,違うネタを書こうと一週間悩んでいました。しかし,結局宵雛に落ち着いてしまうあたりが,先を読まれる男であることを証明しているようで,書くことに躊躇いを覚えています。

 3月2日,一度消された街の灯が午後6時30分に再び灯ります。宵雛の始まりです。
年に一度だけ,頑張っている人たちのために催されるこの宵雛は,宵闇に浮かびだす緋毛氈の色を頼りに街をそぞろ歩きするものです。
 期日は明らかにせずにということで,このHPにも事前にお知らせすることはありません。マップは用意されていますが,マップを見ず宵闇に浮かぶ緋毛氈を探して歩くのが通の楽しみ方と,勝手に決めています。
 マップに掲載されていない場所を見つけて悦に入ったり,見逃した場所を他の人に聞くのも楽しみの一つであります。来年は,きっとその場所は見逃さないぞというスパンの長い楽しみ方もできます。
 
 
 なぜか今年は一人で歩き回り,いたるところで写真を撮って回っていたのですが,ここに掲載されている写真以外はピンボケが多く,上手くこの夜の様子を伝えることはできません。
 腕が悪い事は自覚しているのですが,きっと一番最初に訪れた五所駒瀧神社の泡盛の梅酒が利いていたのかもしれません。高杯でお代わりしたのが悪かったのかな・・・。(飲酒運転になるので,ここへは車に乗せていってもらいました。)
 町に戻り宵闇深くなった頃,一番目立つのはステンドグラスのお雛様です。やはり昼間見るより一段と綺麗に見えます。
 
 
 今年の目標は,散人さんの奥さんが作った料理を絶対食べることと心に決めていました。毎年,食べる前に酔いつぶれてしまいましたので,今年はお酒を少し控えていました。
 目標は達成できたのですが,明日の流し雛の準備等で気持ちがそちらに行っていたせいか,すぐに睡魔に襲われ早めに街を後にしました。
 八海山は私の敵です。